Coup de Vent

サッカー、競馬、アニメ、音楽、その他日々の生活で感じたことなどについて、好き勝手に放言しているブログです

AFC女子アジアカップ 2018 決勝 日本×オーストラリア戦について

GK 山下杏也加
DF 清水梨紗、熊谷紗希、市瀬菜々、鮫島彩
MF 阪口夢穂、宇津木瑠美、中島依美、長谷川唯
FW 岩渕真奈、菅澤優衣香→横山久美

なでしこジャパンが2大会連続のアジアカップ優勝を決めた。
結果自体は素晴らしいことではあるのだけども、試合内容としては、実力差がかなりあった試合だったように思う。
もちろん、オーストラリアの方がはるかに実力が上だったという意味で。
実際、日本がオーストラリアに勝っていたのは決定力だけだった。

日本に関しては、結局大会を通して課題が何一つ改善されなかったね。
ディフェンス時の寄せが甘い。
もうこれは全員ね。
この試合でも相変わらず2、3人で囲んで奪おうとしても、いとも簡単にかいくぐられる。
で、フリーの状態でクロスやシュートまで持っていかれる。
何とかはじき出しても、セカンドボールをことごとく拾われ、波状攻撃を受ける。
もう、ほとんどハーフコートゲーム。

注目すべきは選手の配置。
日本のDFとMFの間に、オーストラリアの選手が常に3~6人くらいフリーの状態でいる。
これは明らかに異常。
さらに、押し込まれるとどうしてもゴール前に人が集中し、ペナルティエリア内でオーストラリアの選手が4人くらいフリーになっている。
普通なら試合中に修正しなければいけないのだけど、この状況は試合終了まで全く修正されなかった。
もちろん選手のポジショニングや判断力も問題でもあるんだけど、そこを対策・修正するのが監督の仕事でしょう?
まあ、とにかくポジショニングやマークが非常におかしなことになっていた。

技術的なことを言えば、日本は自陣で中に戻すパスをカットされる確率が非常に高い。
高い位置で相手にボールを渡してしまうことになるので、当然大ピンチに陥る。
また、何でもない縦パス1本で簡単に崩されたり、裏を取られたりする。
これはどうしても試合中何度かはあることだけども、その回数があまりにも多い。
あとはクリアが中途半端。
押し込まれて、選手としてはいっぱいいっぱいのプレイなんだろうけど、場所とか味方の位置など関係なく、とりあえず蹴り出すだけなので、セカンドボールはほぼ全てオーストラリア。
もう1つ言いたいのが、スローイン。
日本のオフェンス時のスローインの成功率は非常に低い(特に清水)。
これは出し手の判断もあるし、受け手のポジショニングや、受けた後のプレイの判断や精度、イメージの共有の問題。
逆にディフェンス時のスローイン。
主にカーペンターのロングスローね。
これはほぼ100%の確率でカーに前で触られている。

まあそんな訳で、試合内容としては1つもいいところがなかった。
ワンチャンスをラッキーパンチで仕留めただけ。

個人の評価に移ると、まずGKの山下。
シュートストップや1対1での判断に関しては、この試合非常に当たっていた。
ただ、ハイボール処理や、キック精度の低さは相変わらず課題であるね。

問題のDF。
清水は若さが目立ったね。
ポジショニングの拙さや球際の弱さ、簡単に抜かれるシーンが目立ったし、パスミス、トラップミス、クリアミスのオンパレード。
この試合に関しては非常に悪い出来だった。
熊谷もパスミスは目立ったが、1対1での間合いが上手く、ディフェンス面では安定していた。
ただ、狙われているのにGKに戻したり、スピードへの対応という点では課題があった。
まあ、弱点のない完璧なDFなんていないから、あまり多くを求めすぎるのもアレだけどね・・・。
そういう意味では、市瀬はまさに弱点だらけのDF。
再三指摘しているけど、ポジショニングが非常に悪く、競れない、1対1に弱い、不用意なパスミスやロストが多い、クリアが雑。
熊谷同様、狙われているのにGKに戻したりと、ボールを持った際の判断も非常に悪い。
この試合では完全にオーストラリアに“穴”として見なされており、再三カーに狙われていた。
スペックの差を考えれば当然なんだけども、全てのマッチアップでカーに競り負け、必ずカーに前に入られ、再三カーのマークを見失っていた。
鮫島は特に印象に残らなかった。
ただ、市瀬との間のスペースをオーストラリアに上手く使われていた。

次にMF。
阪口夢はプレイが軽すぎる。
ディフェンス面ではやる気が見られず、足も出さないし、競り合いも弱い。
オフェンス面でもつまらないパスミスが目立った。
宇津木は全くいいところなし。
まあ、彼女の特徴でもあるんだけども、パスミスやトラップミスが多く、パスも雑。
中島は2度ほどオフサイドに引っ掛かったくらいで、あとは存在感なし。
ピッチ上にいるだけで、ボールを奪いに行っては簡単に抜かれていた。
長谷川はアシストは記録したものの、2度の決定機で決めきれず、あとは自陣でクリアミスを繰り返していた。
体の線が細く、競り合いに弱いのは仕方がないが、ディフェンス時に無意味なポジション取りをしているシーンが目立った。
そのへんは今後の課題やね。

そしてFW。
岩渕は何の役にも立っていなかった。
競れないし、キープできずにすぐ潰されるし、ロストが多い。
ご自慢のドリブルも通用せず、簡単に止められていた。
菅澤もボールが収まらず、基本的にボールを受ける位置が低すぎた。
まあ、こういう試合展開だと仕方がないね。
横山は中国戦同様、ゴールのみ。
出場時間が少ないので評価しずらい部分ではあるのだけども、それ以外に何かしたかと言われれば、何もしていなかったように思う。
まあ、そういう部分があまりスタメンで使われない理由だろうね。

オーストラリアに関しては、もう本当に勝利に値するサッカーをしていたと思う。
予選リーグでの対戦時よりも、いいパフォーマンスだった。
ただ、あくまでもサッカーは点取りゲームなので、決定機を外しまくってるとこうなりますよって試合。
とは言え、試合内容や、やってるサッカー自体は日本を圧倒していた。
一言で言うと、フィジカルの強さをベースとしたポゼッションサッカーやね。
強くて上手い選手が揃ってるから、必然的にポゼッションできるし、奪われない。
この試合に関しては、ロングボールを日本のDFとMFの間でほとんどフリーで受けられたため、かなり分厚い攻めができていた。
人数をかけてポゼッションする部分と、時間をかけずに裏を狙う攻撃を上手く使い分けていたね。

オフェンス時は、アンカーのケロンド=ナイトがDFラインに落ちて、両サイドバックが非常に高い位置を取る。
日本はこの対応に苦労していたね。
あとは出足や攻守の切り替えが早く、身体能力の高さもあるため、少々パスがずれてもマイボールにできる。
課題を挙げるなら、ボールを持ってからの判断がワンテンポ遅い。
日本が引いて守っていたこともあってか、ボールを持ってからパスコースを探しているシーンが目立った。
あとは最後の部分、トラップ、ラストパス、シュートの精度の低さ。
特にシュートがほとんど枠に飛ばなかった。
序盤のチャンスを1つでも得点に結びつけてさえいれば、3、4点は楽に取れた試合だったと思う。

何人か目についた選手を挙げると、まずはサマンサ・カー。
今日はワンタッチプレイを多用していたけど、これが非常に効果的で、日本のディフェンダーが全くついていけていなかった。
キックの精度、ボールを受けたり裏へ抜ける動き、ターンやポストプレイの技術、スピード、競り合いの強さ、守備への切り替えの早さ。
どれをとってもワールドクラス。
あとは何度かあった決定機を決めきるだけだった。

リサ・デ・ヴァナのコンディションの良さも目立った。
フィジカルが強くてキープ力もあり、この試合ではドリブルがキレキレ。
2人の間を割って抜き去る力強いドリブルが印象的だった。

左サイドバックのステファニー・キャトリーも再三のオーバーラップが目立った。
ドリブルが上手く、3人に囲まれても簡単に抜けるし、ディフェンス面でもフィジカルの強さが光っていた。
非常にいいプレイヤーであるね。

この試合、オーストラリアのキープレイヤーになっていたのがエリース・ケロンド=ナイト。
PK失敗は致命的だったが、オーストラリアの可変システムのキーマンとして非常に機能していた。
ビルドアップ能力があり、3人に囲まれてもボールを奪われないキープ力の高さも見せた。

逆に悪目立ちしていたのが、司令塔のエミリー・ヴァン・エグモンド。
足元が上手くて視野も広く、ボールを散らせる選手なんだけども、この試合に関しては、決定機でシュートを外したり、ゴール前フリーの状態でトラップが流れたり、イージーなヘディングの折り返しをミスしたりと、完全にブレーキになっていた。
クロスの精度も非常に低く、ケロンド=ナイトのPK失敗と、彼女の出来がオーストラリアの敗因になった印象。

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AFC女子アジアカップ 2018 準決勝 中国×日本戦について

GK 池田咲紀子
DF 清水梨紗、熊谷紗希、三宅史織、有吉佐織
MF 隅田凜、宇津木瑠美、中島依美→川澄奈穂美、増矢理花→田中美南、長谷川唯→横山久美
FW 岩渕真奈

正直、少しレベルの差がある試合だったかな?って印象
日本は前半、ディフェンスラインを高く保ち、安定した守備ができていた。
前で奪う守備がよくできていたし、オフェンスからディフェンスへの切り替えも早かった。
そしてボールを持ったらまずは裏という攻撃が徹底されており、何本かいい形で岩渕が裏へ抜けるシーンが作れた。
これにより中国はディフェンスラインを下げざるを得ず、日本がポゼッションする時間が増え、前半はほぼハーフコートゲームに近い形だった。
ただ、特に後半は中国がペースを握ったこともあってか、前から奪いに行くのか、リトリートして引いてスペースを埋めるのかの判断にやや難があったね。
前の選手はボールを追いかけるけど、後ろはついていかずに間延びするというパターン。
個人的には、後半は1点リードしていたんだから、引いてブロックを作ってのカウンター狙いで良かったんじゃないかと思うけどね。

個人の評価に移ると、まずGKの池田はまあ無難にこなしてたと思う。
PKはやや早く動きすぎた感はあるけど、全体的に安定感はあった。

DFラインは良かったね。
清水は1対1の対応や判断が良かった。
熊谷もまあいつも通りといった感じで、安定していた。
三宅は前へ出てのディフェンスであったり、縦パスへの意識の高さが目立った。
有吉はやや怪しいプレイも目についたけど、前半は非常に高い位置を取れていたし、アルガルベカップの頃よりコンディションは格段に上がってきているように見えたね。

MFも全体的に良かったと思う。
隅田はあまり目立たないんだけども、攻守の切り替えや出足の速さであったり、ディフェンス面で非常に良かったと思う。
シンプルにプレイができていたしね。
宇津木は非常に効いていたね。
たまにトラップミスやパスミスもあるんだけど、パス出しの上手さ、特に裏へのロングパスが良かったし、よく首を振って周りに指示を出していたね。
ポジショニングも良かったし、ディフェンス面でもタイトに行ったり、上手く予測する守備ができていたように思う。
宇津木がボランチに入るとやっぱり違うね。
対照的に中島はパッとしなかったね。
守備で頑張ってはいたけど、どうもボールが足についていないのか、キックがフィットしていないのか・・・。
芝の長さに適応できていないということはないんだろうけど、単純にコンディションが悪そうに見えた。
トップ下に入った増矢は、それほど目を見張るプレイはなかったけど、さりげない上手さは見せていたし、周りも良く見えていたね。
献身的な守備や、相手のパスコースを消す守備もできていたね。
まあ、クラブでやっているポジションだし、サイドよりも真ん中の方がやりやすそうではあった。
長谷川は非常に良かったね。
技術の高さは今さら言うことではないけど、まあ上手いよね。
ただ、それ以上に運動量だね。
左右上下どこにでもよく顔を出すし、献身的に守備もする。
あえて課題を言うなら、ゴール前へ入っていく動きとか、ビッグチャンスで決めきる決定力といったところかな。
ゴール前での落ち着きは日本人離れしてるんだけどね。
川澄に関してはちょっと評価のしようがないかな。
まあ、試合展開もあるだろうけど、なかなかあの時間帯に入って何かをするというのは難しかったように思う。
チームとしても、守るのか攻めるのかどっちつかずなところがあったしね。
ただ、リズムや時間を作ろうとはしていた。

FWは1トップに入った岩渕が思いのほか良かったね。
動きにキレがあったし、ドリブルでの仕掛けやクロス、シュート、裏への飛び出し、ディフェンスへの意識と、どれをとっても良かった。
やればできるじゃんって感じ。
意外とキープできて、攻撃の起点にもなれていたしね。
まあ、コンディションの良さが伺えるパフォーマンスだった。
横山に関しては、ゴールは見事だったけど、ぶっちゃけそれ以外は仕事してないよね。
PKを献上したシーンは軽率だったし。

中国に関しては、前半はダメダメだったね。
それでも前半無失点に抑えられれば良かったんだろうけど、先制されたのが痛かった。
後半は攻められっぱなしの前半とは打って変わって、主導権を握りかけたけども、あと少しの決定力であったり、ラストパスの精度が足りなかった。
まあ、日本もよく守っていたし、実際問題本当の意味での決定機はほとんどなかったんじゃないかな?

ディフェンス面ではマークや寄せの甘さが目立った。
あれだけスペースを与えれば、岩渕や横山にはやられちゃうよね。

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AFC女子アジアカップ 2018 グループB 日本×オーストラリア戦について

GK 山下杏也加
DF 清水梨紗、熊谷紗希、市瀬菜々、鮫島彩
MF 阪口夢穂、宇津木瑠美、中島依美、長谷川唯→増矢理花
FW 岩渕真奈、菅澤優衣香

ワールドカップ出場がかかる試合だけに、固い試合になったね。
日本は序盤は前からプレスに行く意識が見えたけども、徐々にオーストラリアに押し込まれて、ずるずる引かされる格好になった。
前半はことごとくセカンドボールを拾われ、韓国戦と同じく、ディフェンス面でも強く行けない状況が続いたね。
後半やや盛り返した時間帯もあったけども、全体的にはオーストラリアのゲームだったように思う。

あと、この試合は両サイドバックの守備の緩さが目についたけども、これはマークの受け渡しがルーズなことが大きな要因だと思われる。
まず、相手のサイドバックがオーバーラップしてきたとき、誰が付いていくのかがハッキリしていない。
基本的にはサイドハーフが対応するのがセオリーなんだろうけど、この試合を見た感じでは、どうやらそうとも限らないようだ。
このあたりはしっかり決めておかないと、失点シーンのようなことが起こる。

失点シーンでは、右サイドハーフの中島が前線から戻って来ず、ボランチの宇津木も左サイドバックのキャトレイのオーバーラップをガン無視して、右インサイドハーフのサイモンのシュートブロックに備えていた。
結果、清水が2人を1人で見なければいけなくなり、キャトレイを気にしたぶん、サイモンのシュートへの反応が遅れたことが失点につながった。
ちなみに、清水は自分のマーカーである左ウイングのロガーゾを市瀬に渡して、左サイドに流れてきたサイモンに付いていったが、本来サイモンを見るべきなのは宇津木。
中島が戻って来ない以上、清水はサイモンを宇津木に任せて、キャトレイをケアすべきだった。
また、市瀬は清水からマークを渡されたロガーゾをフリーにしており、熊谷はなぜかカーのマークを捨てて右ウイングのラソに付いていた。
カーに付いていたのは誰かと言うと、左サイドバックの鮫島。
流れの中でオーストラリアの選手のポジションが変わっていたとはいえ、ちょっとお粗末な守備だったね。

個人の評価に移ると、まずGKの山下。
ハイボール処理で被ったり、キック精度の悪さやクロス対応の拙さ、キャッチングミスなど、あまりよろしくはなかったね。

次にDFライン。
清水は前半、対面のデ・ヴァナにことごとく先にボールを触られてたね。
まあ、経験の差が大きいので仕方がないと言えば仕方がないところだけども、失点シーンは前述のマークの受け渡しミスが響いた。
熊谷は非常に良かった。
落ち着いていて周りが見えていたし、危険なシーンではことごとく前でカットできていた。
カーに対してもいい対応ができていたし、安心して見ていられたね。
対照的に、カーにいいようにやられていたのが市瀬。
ほぼ全ての競り合いで負けていたし、スピードについていけなかったり、完全に見失っていたシーンも目立った。
あとはマイボール時のポジショニングが悪かったし、ボールを受けてから次どこに出すか考えている。
パスミスも多く、いつもの市瀬といった感じだった。
鮫島は何度か中に戻すパスをカットされたシーンはあったけども、全体的には可もなく不可もなくという感じだった。
ただ、ボールホルダーへの寄せの甘さは目立ったね。

そして中盤。
阪口はゴールシーンはいいポジション取りができていたけど、それ以外はサッパリ。
パスミスやボールロストがあまりにも多いし、ロストしても本気で追わないからね。
デュエルの部分でもほとんど負けてたんじゃないかな?
対照的に良かったのは宇津木。
低い位置でのパスミスはあったけども、ディフェンスに関しては非常にタイトに行けていたし、強度が1人だけ違ったね。
ただ、失点シーンでのポジショニングは問題だろう。
中島はなかなか目立つシーンがなかったけども、特に前半は1歩目が遅れているシーンが目についた。
あと、失点シーンで完全に戻り遅れたのは大減点。
疲労もあったと思うし、早めに交代しても良かったのでは?
長谷川は非常に良かったね。
技術が高いがゆえに、簡単にはたけばいいところで持ちすぎてボールロストというシーンもあったけど、そこは試合の中で修正できていたし、視野の広さや展開力の高さ、精度の高いキックやサイドチェンジでよくチャンスメイクができていた。
守備面でも頑張ってはいたし、運動量も豊富だった。

最後にFW。
岩渕は状況を考えない軽いプレイは見られたものの、積極的な仕掛けであったり、相手を剥がす動きは効果的だった。
韓国戦と比べて守備もしていたし、運動量もあったように思う。
菅澤は非常に効いていたね。
前線で起点になり、かなりボールが収まっていたし、献身的なプレイも目立った。

オーストラリアに関しては、前半は高い位置でのボール奪取からショートカウンターでチャンスを作れていた。
ただ、日本が引いた場面ではなかなかスペースがなく、あまり効果的な攻め手はなかった印象。
パスワークで崩すイメージはなかったし、サイドからクロスを上げるか、個人技に期待するしかないって感じ。

目についた選手は、やはりエースのサマンサ・カー。
スピードがあり、フィジカルも強く、ポストプレイも上手く、抜け目がない。
総合力が非常に高いFWだね。

ただ、チーム内でカーの能力が抜きん出ているため、どうしても彼女に依存しすぎている感はあるね。
あと、4-3-3のシステムなんだけども、両ウイングがあまり外に張らず、むしろカーが空けた中央のスペースに入っていく感じだったね。
インサイドハーフも割とFW型の選手を起用しているような感じで、バランスとしてはどうなのかな?って印象は受けた。
嵌れば上手くいくんだろうけど、もう少し選択肢があればよりいいチームになるんじゃないかな?

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AFC女子アジアカップ 2018 グループB 韓国×日本戦について

GK 山下杏也加
DF 清水梨紗、熊谷紗希、市瀬菜々、鮫島彩
MF 隅田凜、阪口夢穂、川澄奈穂美→横山久美、長谷川唯
FW 岩渕真奈、田中美南→菅澤優衣香

終わってみれば凡戦だったね。
日本に関しては、あまりにも動きがなさすぎた。
前線の動き出しであったり、中盤でパスコースを作る動きであったりね。
手を広げてボールを要求している選手はいるんだけど、動かずに止まって要求しているからね。
2人目、3人目が連動した動きもなく、試合を通して点が入りそうな雰囲気はなかった。
ディフェンス面では、相変わらずボールへの寄せが甘い。
ボールホルダーに対して誰が行くのかが曖昧だし、2、3人で奪いに行っては簡単に交わされるというパターンを繰り返していた。
後半は韓国がバテて間延びしたぶん、単発のチャンスは作れていたけど、試合全体を通して、オフェンス、ディフェンスともに、良かった点は少なかったように思う。

個人の評価に移ると、まずGKの山下はあまり仕事がなかったね。
特に前半、韓国に攻め込まれてはいたけど、いわゆるGKの見せ場的なシーンはさほどなかったからね。

次にDF。
正直、ここもあまり言うことないのよね。
相変わらず市瀬は怪しかったし、寄せの甘さや、簡単に交わされるシーンはあったけど、全体的には何とか上手く守れていたように思う。
まあ、あまり重箱の隅をつつくような批判をするのもあれだしね。
ただ、なでしこリーグカップでも触れたけど、マイボール時に“持ち上がるドリブル”が全くないのよね。
余裕あるのに、すぐパス出したり、前に蹴っちゃう。
そこは改善点かな(改善されないだろうけど)。

MFは全般的に良くなかったね。
まずボランチの隅田。
ポジショニングが非常に悪かった。
パスの精度や判断も悪いし、ボールを奪いに行って取れないシーンや、奪ってからの判断の遅さも目立った。
相方の阪口夢もあまり良くなかったね。
ビルドアップはできるんだけども、運動量が少ない上に、ディフェンスがザル。
雑なプレイも目立った。
右サイドハーフの川澄は、時折技術の高さは見せていたけど、消えている時間があまりにも多すぎた。
左サイドハーフの長谷川もいいところなし。
川澄同様に消えている時間が多かったし、あまりにもディフェンスが軽すぎる。
一発で奪いに行きたがるので、簡単に剥がされていたね。

最後にFW。
岩渕はハッキリ言って代表に招集すべき選手ではないように思うね。
少なくとも、スタメンで使う選手ではない。
理由は、ディフェンスへの意識があまりにも低すぎるから。
前線でボールを失っても歩いてるし、運動量はゼロと言っても過言ではない。
こういったサボる選手がいると、組織的なディフェンスができないよね。
ボールを持っても自己中心的で、周りが見えてないし、オフザボールの動きの質も低い。
若かりし日の前田俊介を彷彿とさせるようなパフォーマンスだった(悪い意味で)。
田中はボールを受ける回数が少なく、評価のしようがないんだけども、結局彼女もボールを引き出す動きが乏しいんだよね。
たまにボールを受けても、時間を作るプレイができなかった。
交代で入った菅澤に関しては、高さを活かして上手く前線で起点になれていたように思う。
あとはそこに絡んでいく選手の質の問題だね。

韓国に関しては、前半は深さと幅を上手く使った攻撃ができていたね。
ディフェンス時の出足も早く、競り合いもほとんど勝てるので、セカンドボールを回収しての波状攻撃ができていた。
個々の技術が高いし、選手間の距離もいいので、上手く三角形を作りながら攻めたり、ワンタッチで相手を剥がしたりできていたね。
ただ、何度かあった決定機で決めきれず、後半はガス欠になってかなり間延びしてしまった印象。

目についた選手は、やはり10番のチ・ソヨン。
ターンの技術や、ワンタッチのプレイが抜群に上手かったね。

あとはINACでプレイしているイ・ミナ。
足元はもちろん、飛び出しのタイミングや、フリーでボールを受ける動きが良かった。
ただ、2、3回あったチャンスで決めきれなかったのは減点材料だね。

他では、右サイドハーフのイ・グンミンの突破や飛び出しであったり、アンカーのチョ・ソヒョンや、左サイドバックのチャン・スルギの技術の高さも目についたね。

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2018プレナスなでしこリーグカップ1部 Bグループ 第2節 雑感

mycujooがなでしこリーグに続き、なでしこリーグカップのライブ中継も始めたので、視聴してみた。

まず土曜日に行われたノジマステラ神奈川相模原×AC長野パルセイロ・レディース。
3-0とノジマが完勝した訳だけども、正直ちょっと力の差を感じた試合だったね。
DFラインからの組み立てや、球際の強さ、選手の質など、全てに於いてノジマの方が上回っていた印象。
ノジマは途中出場の選手も含め、若手が上手く育っている感じで、将来は明るいだろうね。
長野はたまに上手いプレイがあっても、継続性に乏しいのよね。
あと、ボールを持ってから次のプレイを考えている感じ。
そこがノジマとの大きな差だね。
もっともこの試合、前半途中に配信が停止してしまい、まともに見れたのはほぼ後半だけだった。

目についた選手は、ノジマの川島はるな。
普段は右サイドハーフで出場しているけど、やっぱりセンタープレイヤーだね。
後ろに目が付いてるんじゃないか?ってくらい周りがよく見えてるし、攻守の切り替えも早い。
奪いにいく守備もしっかりできていたし、読みがいいので、ちょんと足を出してボールを掻っ攫える。
3点目の起点になったように、気の利いたパスも出せるし、相変わらずファーストタッチが抜群に上手い。
相方の松原有沙との関係も良く、中盤で好きなようにゲームメイクができていたね。
代表で不在の高木ひかりなんかより全然いい。
この試合に関しては素晴らしい出来だった。

他ではCBの國武愛実。
長野の攻撃があまり脅威ではなかったので、ディフェンス面での見せ場はほとんどなかったけど、ポジショニングが良かったように思う。
チャレンジに行くのか、カバーに回るのかの状況判断が良かったし、GKからパスを引き出すポジション取りがしっかりできていた。
あと、フリーでボールを持った際、すぐ味方に渡すんじゃなく、ドリブルで持ち上がり、相手の1stディフェンダーを引っ張り出しておいてから、プレッシャーの少ない味方にパスを出すシーンも何度か見られた。

長野では、途中出場で右サイドハーフに入った滝川結女が良く見えた。
攻守に於いてアグレッシブに動けていたし、ドリブルも上手く、割と前線で起点になれていた。

他ではトップ下の中野真奈美。
まあ、開幕戦の記事でも少し触れたように、非常に技術の高い選手。
長野はもう少し彼女を上手く使えればいいんじゃないかと思うけど・・・。
あと、この試合風が非常に強かったんだけども、その風を上手く利用したコーナーキックを蹴っていたね。

次は日曜日に行われたINAC神戸レオネッサ×マイナビベガルタ仙台レディース。
0-1で仙台が勝利した訳だけども、この試合に関しては仙台の組織的なディフェンスが光ったね。
リトリートして、しっかりブロックを敷く守備と、前線から積極的にプレスをかけ、高い位置でボールを奪う守備を上手く使い分けていた。
特に前線からのプレスは、INACのGK武仲麗依の足元が不安定なため、非常に効いていたね。
INACはA代表の鮫島彩、中島依美、増矢理花、岩渕真奈、イ・ミナ、チェ・イェスル、U-20のスタンボー華、牛島理子が不在で、いくら層が厚いクラブとはいえ、これだけ抜かれると苦しい。
あと一歩という惜しいシーンは作れていたけど、全部単発の攻撃で、セカンドボールを拾って波状攻撃といったシーンはほぼなかった。
全体的にパスミスも多く、代表組の存在の大きさが目立った試合になったね。
あと、ノジマ×長野戦での國武の“運ぶドリブル”を褒めたけども、INACにはそれが全くなかった。
低い位置でフリーでボールを持っても、すぐ味方に渡したり、蹴ったりして、ことごとく仙台にカットされてた印象。

目についた選手という点では、INACは該当者なし。
伊藤美紀や杉田妃和、京川舞、仲田歩夢らがたまにいいパスを供給していたけど、それ以上にボールロストが多すぎた。

仙台では、ゴールを決めたFWの浜田遥。
長身でキープ力が非常に高く、足元も上手い。
仙台は彼女のところでしっかり起点を作れていたね。

他では、右サイドハーフの安本紗和子。
攻守の切り替えが早く、ハードワークができて、パスの出し手にも受け手にもなれる。
この試合でも、サイドでキープして時間を作れていた。

あと、土曜日に行われたなでしこジャパンのアジアカップもチェックしたけど、相手が格下のベトナムだったということもあり、特に言うことはない。
ただ、1本のパスで6人くらい置き去りにされたり、ゴール前で人数は揃ってるけど、誰もボールホルダーにチェックに行かないといった部分は気になったけど。

まあ、代表にはあまり高望みしていない。
グループリーグ3位で5位決定戦に回り、そこで勝ってワールドカップの切符を手にすればいい。
普通にやれば勝てるはずなので。

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