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Coup de Vent (クー・ド・ヴァン)

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2009.07
26
Category : サッカー
サンフレッチェの攻撃はこれまでも触れてきたし、各所で語られていることと思うので、ここでは守備について触れてみようと思う。

サンフレッチェというチームは、かなり引いて守るチームである。
DFラインを高く保ち、高い位置からプレスをかけてボールを奪うというのが、いわゆる世界のサッカーのトレンドだと思う。
しかし、サンフレッチェが採用しているのはプレッシングではなく、ボールを失ったら自分のポジションに素早く戻ってからディフェンスするリトリート戦術である。
また、ペトロヴィッチ監督はDFラインの裏のスペースを使われることを嫌うため、守備時のDFラインは深く、リベロの位置に入るストヤノフが必ず余る形になる。

この形は就任以来、基本的に変わっていない。
2006、2007年から変わった点を挙げるなら、単純に選手が変わったこと、個人の守備技術及び、運動量、戦術理解が向上したことである。

システムの面でも、ペトロヴィッチ監督は就任以来、一貫して3バックを採用している。
3バックのチームに共通する問題点として、サイドで相手に数的優位を作られてしまうという点がある。
このため、ウイングバックがDFラインに吸収され5バックになるケースが多く、実際降格した2007年もそうだった。
とりわけ4バックのチーム相手には、誰が相手サイドバックを見るのかという部分で苦労していた。
それでも中ではね返せれば問題ないのだが、根本的にディフェンス能力が低い上に、『人数は揃っているが、ボールしか見えていない』という状況であったため、面白いように失点を重ねていた。

こちらに関しては、戦術的な修正があった。
2トップから1トップへの移行である。
これにより、相手のボランチやサイドバックへのアプローチが格段に進歩したように思う。
もっとも、1トップへの移行は攻撃面や選手層の面での意味合いが強く、特に守備を意識したものとは思えないが・・・。

まあそういうわけで、サンフレッチェはひどくディフェンシブな守備をするチームであり、守備的なサッカーをしているチームとも言えるだろう。

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