Coup de Vent

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2010年ワールドカップ欧州予選 イタリア×ブルガリア

先日の2010年ワールドカップ欧州予選イタリア×ブルガリア戦。
勝ち点が絶対に必要だったブルガリアだが、ワールドカップ出場がかかった大事な試合にもかかわらず、勝利への執念が感じられない淡泊なサッカーに終始し、至ってフツーに2-0で負けた。

振り返るのもアホらしい試合ではあるが、何が足りなかったのか?
を考察してみる。

1.運動量不足
1枚も2枚も格上のチームに勝つには、相手より多く走ることが絶対条件となる。
が、ブルガリアというチームはとにかく運動量がない。
無駄走りをして相手のマークをずらしたり、早くサポートに行って数的優位を作ろうという考えが希薄であり、パスを出してそのまま止まってるケースが多い。
また、前線の動きというものが皆無に近いため、パスが出せない。
バイタルエリアの前でワンツーからコンビネーションで崩すというパターンもあるにはあるが、強豪相手に通用するほどの完成度はなく、むしろ連係や連動に問題がある。

2.守備力不足
ブルガリアが守備に問題を抱えているのは、EURO2008(ブルガリアは不参加)終了後、18人ものDFを召集していることからも窺える。
それだけ召集しながら、イタリア戦のDFラインは35歳のキシシェフ、32歳のイリアン・ストヤノフ、31歳でDMFが本職のアンゲロフという有様。
開始早々、グロッソのマークを外すという決定的なミスをしたのは23歳のマノレフであり、一概にベテラン起用が悪いとも言えないのだが、大勢の若手・中堅選手を呼びながらこのメンバーというのは、結局世代交代に失敗したということだろう。
個々の守備力に問題があるのは確かだが、チームとして連動した守備ができているとも言い難い。
疲れもあるだろうが、ボールを奪われても、前線で4人くらい歩いてる選手がいるようではとても守りきれない。
そういう意味では、攻守の切り替えが非常に悪いとも言える。

3.決定力不足
イタリア戦では、崩した形でのチャンスはほぼなかったが、決定機がなかったわけではない。
スティリアン・ペトロフが抜け出してのシュート、ボジノフがルーズボールをかっさらってからのシュートは決めなければいけない。
イタリアのような強豪相手にチャンスはそれほどない。
ましてやキーパーがブッフォンでは、よほどのチャンスでない限り点は取れない。
だから、そういったよほどのチャンスを逃しては勝ち点を取ることなどできないのである。

4.選手起用の失敗
2点目の失点の直接の原因はアンゲロフがヤクインタを外したことにある。
先にも言ったが、アンゲロフは中盤のプレイヤーであり、最終ラインでの守備に難があるのは仕方ない。
中盤のレギュラーであるアンゲロフをCBに回したため、空いた中盤にワールドカップ予選初出場で、経験のないサルモフを起用した。
これが裏目に出た。
アリバイ守備が目立ち、運動量も少なく、ボールを受けに来る動きも少ないサルモフは、攻守両面で効果的ではなかった。
アンゲロフをCBに下げる意味が果たしてあったのか?
あるいはヤンコフを中央に配置して、右SHに経験のあるテルキイスキやゲオルギエフという選択肢はなかったのか?
こうしたあたり、DFのみならず、中盤センターの人材も足りてない感がある。

さて、今後ブルガリアがどう再建していくか?
まだアイルランド次第でプレイオフの可能性はあるのだが、いずれにせよ世代交代が必要だろう。
現在の代表はあまりにも高齢すぎる。
代表のシンボル的存在であったマルティン・ペトロフ、スティリアン・ペトロフ、ベルバトフはベテランの域に達している。
若手を使いながら、経験を積ませていくべきだろう。

また、運動量も少なく、スペースで受ける動きのないベルバトフを外すという考え方もある。
ブルガリアのチームコンセプト的には、ベルバトフではなく、まだ若いボジノフを中心とした攻撃陣を形成した方がいいかもしれない。

2つ目は監督である。
ここ数年しょっちゅう指揮官が変わっているが、結局誰がやっても内容に大きな変化がないという印象だ。
勝者のメンタリティと走るサッカーを体現できる一流の指揮官を、他国から招聘するということも考えた方がいいだろう。

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