日本代表とワールドカップについて |
2010-06-15 Tue 01:40
非常に残念であるね。
マリーニョさんも言ってたが、ボクも日本代表に結果は期待してない。 ただ、内容には密かに期待していた。 正直、3連敗でいいから、それでもいいところは見せてほしい、と思っていた。 勝ち負けはどうでもいいから、『日本は面白いサッカーをするな』、『日本なかなかやるな』ってところを世界に発信できれば素晴らしいなと思っていた。 が、結果はご覧の通り。 まだ1試合が終わったにすぎないけれども、カメルーン戦は内容などまるでないに等しい試合だった。 まあ、ここ最近の代表からすれば当然の内容ではあったのだけれども。 ひたすら引いて守ってクリアの嵐。 消極的この上なく、当然チャンスもまるで作れない。 ろくに接触してないのに大げさに倒れる。 カメルーンも酷いものだったが、ハッキリ言って、日本は勝利に値する試合をしていなかったとボクは思う。 この試合を見て感じるものは、ボクは何もない。 だから、ボクは素直にこの勝利を喜べない。 これでまた勘違いが始まると思う。 選手も、協会も、サポーターも、みんな。 問題がすべてリセットされ、岡田監督や本田が讃えられる。 DF陣は最後まで集中を切らさず、よく守ったと讃えられる。 でも、果たして誰がこんなサッカーを望んでいたの? マグレでも何でも、勝てればOKなのか? ボクはそう考える人とは永遠に理解し合うことはできないと思う。 ボクはオシムやペトロヴィッチらの言う“美しい死”の方がよっぽど立派だと思うから。 日本は失うものなど何もないのだからね。 かつて大熊清が、ワールドユースであまりにも内容のない試合で勝ち上がり、批判されたことがある。 FIFAからも否定的なことを言われてたからね。 よっぽどだよ。 そりゃ、ワールドユースとワールドカップは違うよ。 だけども、根本的には同じ。 あんなサッカーを誰が見たいと思うのよ? そういう意味では今回のワールドカップ自体、まだ始まったばかりではあるけども、今のところ特に見どころもない退屈な大会と言える。 ボクは純粋に1サッカーファンとして、もっとエキサイティングなサッカーが見たい。 これはボクの非常に個人的な感想であるのだけれどもね。 ![]() |
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